超微細粒鋼線材·薄帯板製造のためのコンパクト連続圧延プロセスの開発（第三報）

摘要

超微細粒鋼は、フェライト·パーライトやベイナイトに比較して、強度一絞りバランスが優れ、高強度の非調質冷間圧造用鋼として高い可能性持つ。また、せh断面性状にも優れプレス用薄板としても高い可能性を持つ1）0超微細粒鋼が線材や薄帯板として供給できるようになれば、新しい高強度非調質冷間圧造用鋼やプレス用薄板を提供できることになる。従来連続圧延技術は未確立であったが、前報までに、超微細粒線材の製造のためのコンパクトプロセスについて報告してきた。本研究では、線材に加え、超微細粒鋼薄帯板製造について適用した結果を報告する。本プロセスの特徴は、オーバル·スクエア孔型を用いた圧延により大ひずみを導入し、さらに冷間平ロール圧延·焼鈍を行うものである。