ロータス型ポーラス炭素鋼の高ひずみ速度での圧縮変形挙動の観察

摘要

一方向気孔を有するロータス型ポーラス金属は優れたエネルギー吸収能を有するため，衝撃エネルギー吸収材料　としての応用が期待されている[1］．そのため，高ひずみ速度での圧縮変形挙動およびエネルギー吸収特性を解明するこ　とが重要である．本研究では，炭素鋼S15CKを母材としたロータス炭素鋼を作製し，準静的および高ひずみ速度での圧縮　試験および変形後の気孔形態観察を行うことで，ひずみ速度および一方向性気孔が圧縮変形挙動に与える影響を調べた．