(Removed_B2-3-3) 冷却手法が CF/PA6積層板における層間はく離修復部のせh断強度に与える影響

摘要

炭素繊維強化樹脂 (carbon fiber reinforcedplastics: CFRP) 積層板は比強度·比剛性に優れることから輸送機械の構造材に使用されている．しかし，CFRP 積層板は面外衝撃により層内樹脂割れが発生し，これを起点に層間はく離を生じる．層間はく離の進展は衝撃後圧縮 (compressionafter impact: CAI) 強度を低下させる1)．そこでCAI 強度を確保および回復させるため，層間はく離の発生および進展を抑制する手法や，損傷を修復する手法の確立が求められている．前者は高じh化マトリクス 2)や薄層化シート 3)が有効とされている．後者は炭素繊維強化熱硬化樹脂構造材に対して，損傷部分に補修材をあてる接着修理法 4)や自己修復材料 5,6)を用いる手法が検討されてきた．さらに炭素繊維熱可塑性樹脂 (carbon fiberreinforced thermoplastics: CFRTP) に対しては熱融着を用いた修復が可能である．