操作コマンドパケットの遅延により発生する移動ロボットの移動誤差提示手法の開発

摘要

近年，人の立ち入りが困難な場所における，遠隔操作を用いた情報収集や無人化施工等を行うための研究が行われている．特に災害現場に人が立ち入ることにより発生する二次災害のリスクを軽減するために，移動ロボットの遠隔操作による情報収集や災害現場での復旧作業が広く検討されている．しかし，これまでの移動ロボットを用いた被災地での情報収集では，通信障害により移動ロボットが現場に取り残される問題が発生しており，遠隔操作における通信手法に課題があることがわかってきている．