アンドロイド·ロボットを用いた大学図書館ヘルプデスクの遠隔対応時記録システムの開発

摘要

近年，人—ロボット間で対話するシステムの研究が盛hに行われており，ロボットを介した人へのサービス提供が期待されている．これまで，受付案内ロボットや，図書館案内ロボットが開発され，長時間にわたっての運用，実演がなされている．図書館ヘルプデスクなど，専門知識を必要とする業務では，提供サービスを充実させるためのインフラとして，アンドロイド·ロボットを用いた遠隔対応システムが開発され，実業務での運用が行われている．また，IBM Watsonといった人工知能（拡張知能）技術の一般公開によって，人工知能技術をロボットへ搭載する際の開発難易度が下がり，ビジネス面での課題に人工知能を搭載したロボットを用いて解決するといった期待感が高まっている．