非定型文キーストローク認証におけるプロファイル文書連結の分析

摘要

上記の結果を通して，5分間入力のプロファイル文書を1人当たり10文書程度確保し，それらの2文書連結のプロファイルを判別に用いることで，タイピングスキルの低い入力者を含む対象者群に対しても，個人識別に有効な認証精度が得られることが確認された．本提案手法は，プロファイル文書を用いる研究に対して広く適用可能であり，新しい特徴量抽出や識別手法と併用することで，更なる認証精度の向上が可能になる．今後の課題として，プロファイル文書生成過程において，2文書連結に留まらず更に認証精度を向上させる手法について検討していきたい．