非定型な日本語文入力におけるキーストロークダイナミクス識別

摘要

生体認証（バイオメトリクス）は，大別すると照合認証rnと識別認証とに分かれる．キーストロークダイナミクスrnのこれまでの研究は，その多くが，パスワードのようなrn定型語をログイン時に入力する照合認証におけるものでrnあった．本論文では，識別認証に注目し，非定型な日本rn語文書入力におけるキーストロークダイナミクスについrnて研究する．具体的には，LANを用いて打鍵データを収rn集するWebベースタイピングソフトを開発し，112被験rn者を対象に呆験を行い，タイピング能力別に，初心者レrnベル以上，初級者レベル以上，中級者レベル以上の3グrnループを構成した?そして，日本語文書にゃける識別率rnの高い特徴量を抽出する．重みつきユークリッド距離とrnニューラルネットワークによる識別方法に基づいて，3rnグループでの認証能力を評価した．その結果，両識別方rn法ともに，タイピング能力に比例して高い識別率が得らrnれることが確認された．