レーザビーム積層造形法により作製したIN718造形材の組織と強度特性

摘要

IN718（Inconel 718 は, Special Metals の商標)は，航空宇宙材料として広範囲に用いられている．Platt & Whitney 社PW4000エンジンで使用されているNi基超合金の実に57％がIN718である［1］．用途はケース，ディスクさらには燃料配管に至るまで多岐にわたる．しかし，Ni基超合金の中では加工性に優れるとされるIN718においても，偏折の少ない均質雑観ニアネット成形による精密複雑形状部材への適用などの課題があり，これらを解決するために，エネルギービームにより金属粉未を溶融固化させる積層焼結を使用した三次元造形技術が注目されている．本研究では，レーザビーム積層造形法によりIN718造形材を作製し, 組織と機械自勺特性を評価した．