運動·変形する臓器にロバストに追従する非侵襲超音波診断治療統合システム：オンライン学習による臓器追従用テンプレートの最適化

摘要

本研究では，呼吸·拍動等により変形をともなって運動する生体患部をロバストかつ高精度に抽出·追従·モニタリングしながら，超音波を集束させてピンポイントに患部へ照射することにより，がh組織や結石の治療を患者に皮膚切開を加えることなく非侵襲かつ低負担で行なう非侵襲超音波診断·治療統合システム［1］の構築法を研究している．このうち本報では，超音波画像上の臓器の画像パターンは体内における臓器の位置によって定まると仮定し，臓器の位置によって追従用テンプレートおよびその適用区間をオンライン学習により最適化しながら切替えることでロバストに追従する手法を提案する．