Androidを利用したロボット遠隔操作システムの構築教育用レゴマインドストームの遠隔操作とAndroidセンサ情報の活用

摘要

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下，SFC)における産学連携プロジェクト「コラボレイティブ·マネジメント型情報教育(協創型ソフトウェア開発)」[1]において，RSNPを利用したシステム開発を行うプロジェクトを実施した．本プロジェクトは，産業技術大学院大学(以下，AIIT)の加藤研究室との合同プロジェクトである．加藤研究室は，ロボットサービス向けのプロトコル仕様であるRobot Service Network Protocol(以下，RSNP)を拡張利用したネットワーク基盤の研究開発を行っている[2]．SFCでは，レゴ社が製造販売しているマインドロボット“LEGO MINDSTORMS NXT”(以下，NXT)の遠隔操作システムとAndroidセンサ情報からの多様なデータを効率的に収集し，インターネット上のサービスと連携させる仕組みを構築した．