窒素ドープグラフェンナノクラスターの酸素還元反応における触媒性: 最適なクラスターサイズの提案

摘要

低温動作型燃料電池の高出力化において、カソードにおける酸素還元反応 (Oxygen ReductionReaction: ORR) の高効率化は、重要な課題の1 つである。近年、窒素ドープグラフェンがORR に対する高い触媒性を有することが実験的に明らかになった [1]。実際に作製されている窒素ドープグラフェンの中には様々な大きさや形状のクラスターが確認されている [2, 3]。本研究では、様々なサイズの窒素ドープグラフェンナノクラスター (N-GNC) のORR に対する触媒性を解析した。