列車無線基地局用電源装置への過放電防止装置設置について

摘要

過放電防止装置を設置したことによって、「基地局無応答」障害が発生しなくなった。これにより、電気係員の出動手配回数が減少したことは大きな成果であった。また、本装置に設けたDC20V以下になると落下する蓄電池低電圧警報（予鈴）のリレー接点を利用し、電気指令所の列車無線監視卓にアラーム表示が出るようになり、蓄電池の過放電を監視・記録し、蓄電池の劣化を早期発見することが可能となった。現在、DC24V電源装置を使用している83か所中65か所に設置済みであるが、今後さらに拡大設置していく方針である。