覚醒å‘上を促ã™é’色光æºã®ã¾ã¶ã—ã•ã«é–¢ã™ã‚‹å®Ÿé¨“研究

摘要

近年，オフィス環境を改善することにより知的生産性を向上させようという取り組みが行われている．これまで，オフィス作業における知的生産性の向上方法に関する研究は数多くなされてきた．光と知的生産性の関係に着目した研究では，知的生産性向上のための照明環境を提案した研究がなされている．光の中でも青色光が人の覚醒を向上させるという研究報告があり，覚醒の向上が知的集中の向上につながるという仮説を立て，青色光曝露による知的集中向上効果の実験研究もなされている．しかし，覚醒を向上させるのに十分な光量の青色光を曝露すると，そのまぶしさにより知的作業が阻害される可能性が示唆された．青色光曝露による覚醒向上効果を維持しつつ，まぶしさを低減するためには，青色光の輝度を下げつつ発光面積を大きくすれば同じ光量を曝露することができる．そこで本研究は，曝露する青色光の光量を変化させずに青色光の輝度と発光面積を変化させたときの，まぶしいと感じる条件，および知的作業を阻害する条件を実験により見つけ出すことを目的する．