学生の自主性を尊重した自由課題の取り組み方

摘要

東北大学工学部情報知能システム総合学科学生実験は学部2年生後期から3年生前期及び後期にそれぞれ学生実験A,B,Cが開講されている.それぞれの実験テーマ数は，8,9,11テーマであり基礎実験から応用的な実験を行っている.中でも，学生実験A,Bは全テーマ中から配属された専門分野に特化した5テーマの実験を行い，翌週に実験レポトの提出及び指導教員と1対1で実験結果に関するインタビューを受ける流れになっている.1班あたり5人構成のためインタビューを受ける学生は，指導員とインタビュを行うまでに最長80分ほど時間が空いてしまう場合がある.そこで，我々，学生実験管理室に所属している技術職員は，学部3年生を受講対象とした自由課題を開講した.自由課題を受講する学生は，実験のインタビューの合間，又は空いている時間(休講，放課後等)を活用し，電子回路工作(5テーマ)·マイクロコンピュータ(Arduino)，FPGAの中から1テーマ選択して実験を行う.