アクティブ·ラーニングを促す中学校技術科教員研修の取り組み

摘要

2012年8月中央教育審議会の「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて」の答申において，アクティブ·ラーニング(能動的学修：「学修者が能動的に学修することによって，認知的，倫理的，社会的能力，教養，知識，経験を含めた汎用的能力の育成を図る」学修)により，生涯学び続け，主体的に考える力を育成するよう大学教育が重要であることが示された。例えば，問題発見，問題解決，それらの体験，調査，グループ·ディスカッション，ディベート，グループ活動等によりアクティブ·ラーニングを行うことが示されている。また，2012年11月文部科学大臣が中央教育審議会に対し，「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」の諮問により，「何を教えるか」という知識の質や量の改善，「どのように学ぶか」という，学びの質や深まりを重視，課題の発見と解決に向けて主体的·協働的に学ぶ学習(アクティブ·ラーニング)や，そのための指導の方法等の充実を示している。