高速点火慣性核融合用材料のWarm Dense Matter 物性評価に向けたサーマルガンへの容量分圧器を用いた印加電圧波形の計測

摘要

次世代のエネルギー源として検討されている高速点火慣性核融合では，ガイディングコーンと呼ばれるパーツが加熱されWarm Dense Matter(WDM)状態を通過する．WDM の物性は定式化が困難で，実験データも不足しているため，物性値の取得が求められている．WDM 生成法として，パルスパワー発生装置を用いたエレクトロ・サーマルガンによる飛翔体加速・衝突加熱が検討された[1]．飛翔体加速の動作を把握するため，投入エネルギーの評価が重要である．本研究では，サーマルガンに印加される電圧波形測定のため，容量分圧器の設計・製作を行い，その動作を確認した．