スポーク形PM バーニアモータの磁石寸法設計

摘要

本研究では，減速ギアを用いないダイレクトドライブ方式を取り入れるため，低速大トルク特性を有するスポーク形PM バーニアモータ(SAPMVM：Spoke Array PermanentMagnet Vernier Motor)に着目している。図1(a)からも分かる通り，磁石面積を大きく取ることが容易なため，トルク向上に有効な構造であることが示されたが，SAPMVM の構造上，磁石形状によっては磁気的問題も発生する。そこで，SAPMVM の簡易線形磁気回路を基に，磁石寸法の設計方法を検討し，作成したモデルを有限要素法(FEM：Finite ElementMethod，JMAG)により解析を行い，得られた結果について評価したのでその結果を報告する。