男性用小便器利用におけるアプローチと汚垂れの関係

摘要

トイレの快適な設備環境の評価として3Kという基準がある。3Kとは、“臭い”“汚い”“暗い”であるが、男子トイレに限ると“臭い”と“汚い”は小便器の汚垂れが原因であることがさまざまな論文から見て取れる。我が国の約７割の小便器製造を行っているＡ社では、小便器の汚垂れ軽減として、足のアプローチ性と汚垂れを関係付けている。近年、アプローチ性を高めるために小便器のデザインも変化しており、「アプローチ性の向上＝汚垂れ軽減」という定義が確立している。