'能代宇宙イベント'CanSat 投下実験に対する学生運営の取り組み

摘要

能代宇宙イベントにおけるCanSat 競技では実験時に正常に動作を行うCanSat が少ない問題やCanSat の投下に必要なバルーンのヘリウムガスの入手が困難である問題があった．これらの問題解決のため，第15回能代宇宙イベントにあたる今年度の学生運営は開発の質を向上させるここと目的とし新アワードを開設し，バルーンを用いないCanSat の投下を目的としドローンによる投下を試みた．新アワードを開設した結果，新アワードの獲得を目的とした団体の審査書の点数は新アワードの獲得を目的としていない団体の点数よりも高く，開発の質の向上が見込まれたといえる．また，ドローンによるCanSat の投下の結果，バルーンを用いた投下と同程度の投下を行うことが可能となり，さらに，CanSat の投下に必要な人員の数も減らすことも可能となった．以上により，今年度の学生運営によるCanSat 投下実験に対する試みは成功したと言える．