広島アンデルセン旧館（旧三井銀行廣島支店）の建物調査その1 概要

摘要

旧三井銀行廣島支店の躯体を保持していたのは、1・2階の柱・梁・基礎、北・東面の2 階外壁・胴蛇腹及び旧会議室等の範囲の梁と屋根スラブであった。旧三井銀行廣島支店の当初の外観は、1 階と胴蛇腹までが桜色の萬成石、それ以上がコンクリート下地の上に白・黒の種石と暖色系のセメントを用いた擬石で仕上げた人造石ブロック積みであったことが判明した。