支部間交流による若手技術者交流サロンの改善への示唆と展望

摘要

土木学会北海道支部の「若手技術者交流サロン」（以下「サロン」）は，土木学会の100 周年記念事業として実施した2013 年度以降，若手技術者と学生の交流を目的に継続的に開催する，参加者から高い満足度を得る行事である．現在は支部活性化WG が担当している．著者1) はこれまでの経緯を報告し，活動の範囲や視点が支部内にとどまること等の課題を指摘した．論文執筆の過程で当支部以外にもサロンに関連する様々な取組みがなされていることを把握した．そこで2018 年度は支部間での情報共有として(1) 各支部担当者間での情報交換会，(2) 他支部事業の視察・意見交換を実施して北海道支部の活動への示唆を議論した上で，第5回のサロンを開催した．本稿ではこれらの3 つの活動とそれらの成果を報告した上で，今後の展望を述べる．