水辺のすこやかさ指標による仙台巿内の2本の都巿小河川の水辺の環境評価

摘要

これまで「水辺のすこやかさ指標」を用いた調査では多くの場 合，限られた地点での調査に限られており、川の上流から下流ま での流域を評価した事例はない。仙台市内の2本の都市小河川(梅田川，苽川)はそれぞれ仙台市内を流れる延長約15Kmで同 程度の流域面積を持つ相似した小河川であるが，両河川の上流· 中流·下流の流域を取り巻く自然環境·社会的環境が異なってい る。本研究ではこれら2本の河川を上流から下流までの9〜12地 点を水辺のすこやかさ指標を用いて調査し，水辺のすこやかさ指 標を通して両河川の上流から下流までの水環境を評価した。