湖沼池?汽水域の自然再生について

摘要

湖沼池及び汽水域の現状で抱える問題は、魚介類の生息環境が著しく悪化していることである。その要因は水質及び底質の環境汚染であり、底層の貧酸素化、有機性堆積物からの硫化水素発生等により魚介類の生息環境が破壊されている。現状では、改善技術が開発されていても魚介類の生息及び生育ができない斃死率の高い水質及び底質環境が多くある。改善のためには湖沼全体における底質改善対策が必要である。湖沼池?汽水城に生息する魚介類の生態系回復の可能性を求める一助として、今回のETV実証実験結果を報告する。