アル力リ消毒資材を添加した家畜ふhの臭気強度の変動および病原媒介昆虫の誘因について

摘要

人や家畜•家禽の排せつ物には，肥料成分である窒素ゃリン等が含まれ，古くから肥料として利用されてきたが，不十分な処理により，細菌類や寄生虫などのが人へ再感染する。下水処理施設が整備された地域では，再感染はほぼ抑制されているが，途上国では野外排泄による様々なリスクを回避するために，ピットラトリン形態のトイレの整備が行われている。その際に消毒効果を狙つて排泄後に草木灰の添加が指導されている。草木灰はァルカリによる消毒効果があると言われているが，アンモニァゃァミン類など揮発性塩基態窒素が揮散し，トイレ内への悪臭充満やハエ等の病原媒介昆虫を誘因する可能性もあるため，排泄物に対してアル力リ資材の添加による臭気強度と病原媒介昆虫の誘因について検討した。