尼崎市富松神社を中心とした農と文化を活かした地域づくりに関する一考察:年中行事とコミュニティに着目して

摘要

本研究では尼崎市東富松地区を対象に、富松神社を中心とする都市の中の農的環境を活かした祭りの開催・運営における地域コミュニティ形成、子供への環境教育展開の実態を把握し、都市の中のコミュニティ形成における農的環境の役割を明らかにすることを目的とする。また、本稿は祭りという年中行事に農的環境ストックを結びつけることで地域コミュニティ形成に活かし、継続させている点で農的環境ストックの新しい活用法であり地域づくりを継続させていく手法でありうるものとして独自性があるものである。