施設規模の違いによる児童配架の配架スペースと利用行動について公共図書館における利用行為からみた児童開架スペースに関する研究 その1

摘要

近年、図書館は滞在型利用へと変化しているといわれているが、計画する地域や人口などにより、どのような図書館サービスを提供すべきか関心が集まっている。本研究では、施設の平面構成がワンルーム(一つの大空間の中または空間的につながりがある配置)で構成された、それぞれ規模が異なるものと空間的特徴のある公共図書館の4館を研究対象とした。そして公共図書館において、児童を対象とする。そして、児童開架を中心に分析を行うことで、児童の図書館利用の仕方を明らかにすることを目的とする。本報では、特に「おはなしのへや」がどのように活用されているのか分析を行う。その2では、親と子の利用パタンについて見ていくこととする。