データセンタの空気流動を考慮した空調効率と機器排気による再循環率に基づく評価法に関する研究(その2)評価モデルによる機器吸込み温度と再循環率との関係

摘要

本研究により、以下の知見が得られた。 1)風量や熱量による再循環率γ_q、γ_mの差は著しくはないが、一致しない。 2)熱貫流H_wの影響は小さく、無視することができる。 3)機器の稼働位置により機器吸込み温度が異なるため、各機器単体の再循環率γ_q、γ_mを把握する必要がある。 4)機器の稼働率が定格×50％の場合、風量による再循環率γ_qと熱量による再循環率γ_mは風量比の増加に伴い同様な傾向で小さくなる。