設計課題の受講過程における初学生の自己評価の推移

摘要

追跡調査を通して以下のことが分かった。１．授業経過ごとに空間を３次元で想像する学生の自己評価は授業経過ごとに上昇している傾向であった。個別には自己評価高まっているか維持し続けている学生は71％、課題により低下している学生が27％であった。２．３次元の空間想像の自己評価が課題ごとに高くなる学生や受講前から高いまま維持している学生は成績評価もよい傾向にあった。3.エスキススケッチを多数枚描いている学生が必ずしも3次元想像力の自己評価が高いとはいえない。