文京区の遊戯道路から見るみち利用を促す要素とその魅力

摘要

日本では昔、みち利用が日常的に行われていたが、車の普及により道＝「交通の用に供するための特別な空間」と捉えられるようになった。交通の安全と円滑化により1960 年の道路交通法をはじめ法律強化以降、道路の私的利用が制限されている背景がある。車や歩行などの交通のためだけの空間ではなく、公物であるが共物であるという認識の元にみちを捉え直すことによって都市の中の「自分ごと化」の範囲が広がりそのような意識を持つ人々がみちに溢れることでふれあいが生まれる。以上のことからみちは街の魅力をビジュアル化することのできるポテンシャルがあると考え、日本でのみち利用が促進されていくことが望まれる。