熱的健康被害防止のための人体シミュレーションに関する研究（その13）低温環境と中立環境の間を移動する条件下での生理量測定

摘要

低温環境と中立環境の間を移動する条件下で体温・血圧・血流量などのリファレンスデータを得るための被験者実験を行った。実験では、低温条件移行後に、皮膚温度の低下、皮膚血流量と四肢の動脈血流量の低下、深部温度の上昇、血圧の上昇、心拍数の減少が観察された。また、回復条件移行後は、血流量や皮膚温度の回復に時間がかかる様子が観察された。