大学施設における学生の余暇の居場所に関する研究: 千葉大学の談話室利用を通じて

摘要

大学施設では、施設の狭隘化や低稼働スペースを解消し、その有効活用を図るマネジメントが一部の大学で実践され、成果を挙げてきているが、1日の大半をキャンパスで過ごしながらもクラスルームを持たない人学生にとっては、授業活動のみならず自習や休憩、交流も含めたその他の多様な学生の活動に対応した弹力的な空間が必要である。そこで本研究では、諸施設の整備が活発な大学の方策・現状を参照するとともに、千葉大学の学生の屋内空間の利用と、近年、低稼働の講義室を転用して生み出した談話室の利用実態について調査・分析し.今後の構内施設の整備の参考になる知見を得ることを目的とする。