住民の思い出から見た町並みに関する研究: 大分県臼杵市を事例として

摘要

大分県臼杵市の中心市街地は、行政と民間団体によつて行われてきた数々の取り組みによって、歴史的景観整備が充実してきている。このような段階を経て、臼杵市では、住民側の残したいと思う大切な風景や景観を模索している。そこで、本研究ではこのような現状を踏まえ、身近な生活環境の中での好きな場所という観点から町並みを捉えてみたい。年代別に好きな場所を探っていくことによって、時間の経過とともに好きな場所がどのように変化し、それに伴う行動や思い出もどのように変わっているのかを明らかにすることを目的とする。