特別養護老人ホームにおける入居者と職員の関わりからみた食堂のあり方に関する考察:福岡県にある特別養護老人ホームＨを対象として その３

摘要

特別養護老人ホーム（以下、特養という。）はユニット 型が推奨されて久しい。しかし、近年、入居者が費用負 担できないという問題や介護職の人材不足の問題もあり、 一部従来型による整備も行われている現状がある。本研 究の対象としている特養も、移転改築の際にそれらの問 題を考慮し、全室個室従来型施設として整備された。本 研究の目的はこのような背景の中で、改めて従来型施設 のあり方を考察するものである。