面材大壁高耐力壁を対象とした開口補強と横架材の割裂に関する実験その１：実験概要と開口補強に関する考察

摘要

無開口のものと耐力及び剛性を比較すると、最大の補 強をしたD-2 は同程度であり、その他はやや小さい値とな った。せh断破壊の性状は、構造用合板に比べMDF が脆 性的であった。これは、同じ面材、せh断破壊において も、材料の特性による影響が大きく、エレメントのサイ ズに起因すると考えられる。なお、横架材の割裂破壊で 最終破壊となり、補強した面材のせh断破壊に至らなか った試験体もあったため、1/150(rad)時の耐力および開口 付近の局部的な見かけのせh断変形で検討している。