東南アジア大陸部における住居形態の変容に関する研究: タイ北部の村落における大工の技能と職能の変化に着目した分析

摘要

著者らが行ったラオス南部における調査の報告1）では、 東南アジア諸国が20 世紀中頃から不断に経済発展し、都 市や村落における住居形態は大きく変化したことに着目 し、ラオスにおける住居形態の変容過程を明らかにした。 タイ北部の村落における調査の報告2）では、ラオスと 同じタイ文化圏に属する集団の住居を対象とし、住居形 態の変容の要因を住民への聞き取り調査によって明らか にした。