旧飛行機産業が周辺の都市形成?変容に与えた影響に関する研究:立川基地周辺を事例として

摘要

本研究では飛行機産業都市として急速に発展してきた都市が、戦後になって飛行機産業を継続不可能になったときに、これまで形成されてきた都市基盤が変容していく過程を追うことによって、都市ストックがどのように活用されていくかという知見を(1)都市形成期(大正11年?昭和20年)と(2)都市変容期(昭和20年以降)という2つの時期から得る。その中で本研究の目的は立川市では大正時代から民間が主体となったまちづくりが行われていたために、他の軍用地工場の様な転活用方針には見られない知見を得ることである。