震災復興後のコミュニティの継承?変容に関する地域計画的研究 その１: 淡路市仮屋地区と富島地区を事例とした震災復興事業と効果

摘要

仮屋地区、富島地区の復興事業について得られ知見を 以下にまとめる。 1.コミュニティ維持の観点では、集落全体を丁で区切り 丁ごとの復興を進めた仮屋地区の復興事業が優れている 2. 物理的変化による効果は、丁を一帯としてインフラ整 備を積極的に進めた富島地区が優位であった 両地区の復興事業の優劣を評価することは難しいが、 今回の調査から土地区画整理事業、密集市街地整備促進 事業など都市部を対象とした復興事業のメニューが必ず しも農山漁村部に適合しているわけではないことが実証 できた。