動線による室の連結に関する研究: 『新建築』、『新建築住宅特集』（1954 年－2004 年）を事例として

摘要

動線は人や物の動きを示す線であり、建物内の機能単 位間の関係を示す線としても捉えられる。建築は室の集 合であり、動線によって統合され、１つの有機的な組織 として成立する。住宅において動線は「生活動線」や「家 事動線」という言葉に代表されるように、生活と密着に 関係している。また、空間としての繋がりに加え、より 具体的な機能面での繋がりも重要な視点である。