SIFT特徴量を用いたテンプレートマッチングによる室内環境物体の認識－部分テンプレート画像における固有ベクトルを用いた誤対応の防止

摘要

本研究では更に部分空間法と呼ばれる手法を適用する．まずテンプレート画像の中から4個の正方領域を部分テンプレートとして抽出する．これらをSIFT特徴量のマッチング過程においてシーン画像に投影し，投影前，投影後の画像間で画像の固有ベクトルを用いて類似度を計算する．このプロセスにより，正確なSIFT特徴点の対応付けがテンプレート画像とシーン画像の間で行われ，テンプレートに登録した物体の未知空間内における位置情報（マッピング情報）を獲得することが可能となる．本報では，オフィス環境内の机の認識を例にとり，上記手法の有効性を実際に確認した．