電子情報通信学会におけるグラフ理論に関する研究発表

摘要

電子情報通信学会回路とシステム研究会(CAS)は1955 年に回路網理論研究会として発足した. 以後, 1967 年に回路とシステム理論研究会, 1980 年に回路とシステム研究会と名称を改め, 現在にいたっている. グラフ理論は回路理論, 特に回路解析の分野において有用なツールであったが, 特に1975 年から1977 年に伊理正夫氏を代表とする科学研究費総合研究(A)「ネットワーク構造をもつシステムに関する基礎研究」という課題で回路とシステム理論研究会に属する多くの若い研究者によってグラフ・ネットワーク理論の研究がなされた. 以下は文献[1]記載の総合研究班のメンバーである(敬称略, *は元CAS 役員): 伊理正夫*, 有吉弘, 翁長健治, 小澤孝夫, 白川功*, 梶谷洋司*, 篠田庄司*, 西哲生*, 石井六哉*, 西関隆夫, 藤重悟, 冨澤信明, 仙石正和, 柏原敏伸.