Eu-Al ポリマーコンポジット添加光導波路の作製と 小型光増幅デバイスへの応用

摘要

希土類添加光ファイバは，光増幅器の増幅利得媒質として長距離光通信システム内で広く使用されている．この光増幅器の小型化・低消費電力化のために希土類添加ファイバの高利得化が求められるが，希土類イオンの高濃度添加時に生じる濃度消光が課題となっている．本研究では，濃度消光を抑制し，希土類イオンの高濃度添加を可能にするべく開発された希土類金属ポリマーコンポジット[1] に注目する． 具体的にはEuropium-Aluminum（ Eu-Al ） ポリマーコンポジットを用いてMosquito 法により円形コアポリマー光導波路を作製し，高利得化のため導波特性の評価と励起条件の検討を行った．