高炉スラグ微粉末の置換率が異なるコンクリートの耐凍害性に及ぼす中化の影響

摘要

本研究では，高炉スラグ微粉末置換率の異なるコンクリートの中性化と凍害の複合劣化について検討した.その結果，AEコンクリートにおいては，中性化することで，耐久性指数は高炉スラグ微粉末置換率によらず向上し，スケーリング量も抑制されることが分かった.一方，non-AEコンクリートにおいては，高炉セメントA種，B種およびC種では中性化することで耐久性指数は20以下まで低下し，高炉スラグ微粉末置換率による差は小さくなつた.また，高炉スラグ微粉末置換率が増加するほど促進中性ィ匕後の凍結融解試験によるスケーリングは抑制された.