高層集合住宅における内装仕上エ事の生産性に関する研究その13）内装仕上エ事における多エ区同期化エ程計画

摘要

本論文では前報文献1で構築した構成材と作業の関係性を記述した関係データベースを用いて集合住宅内装仕上エ事の多エ区同期化エ程計画を作成する。多エ区同期化エ程計画はー連のサイクルエ程に対して「ジョブエ区」注１と呼ばれているー連の作業の分節を行い、空間の分節である「サイトエ区」注２内において、時間の分節である「タイムモデュール（以下、Ｍn）」注３内で各サイクルエ程が同時進行するいわゆるラインバランシング型の計画手法であり、これまで躯体エ事を対象として多数の報告文献2がなされている。本論では内装仕上エ事において、本手法を用いるために新たに拡張・再定義を行った手法や概念に焦点を絞り、以下を論ずる。