ディジョン市における都市の低炭素化 フランスの都市計画と地球環境の保全 その８

摘要

(1) グルネル法は地球環境の保全のため、都市の低炭素化を求めている。これを具体化するのがPCET であり、ディジョン都市圏を対象に2020 年を目標に９分野において二酸化炭素排出を削減する数値目標が表される。(2) PCET により、交通分野において2020 年までに二酸化炭素排出量を10％削減することが指示される。これを達成するため、PDU によりモーダルシフトの数値目標が表される。具体的な計画はPLU により行われ、ゾーニングと規定文書によりトラムの周辺の高密度化や駐車場の規制が実施される。(3) グルネル法で定められた高密度の建設を行うため、SCOT の116 市町村に対し、都市部ほど多くの住戸を高密度で建設することが数値目標として表される。このような建設を行うため、ディジョン市のPLU はゾーニングと規定文書により設定された密度の建設を定める。