海に関する学習を提供する 新国立青少年自然の家 の提案

摘要

我が国は四面を海に囲まれた島国という環境の中で生活している。その海には、多くの資源があるため、科学技術を進歩させ、海域での人間の行動能力・範囲を増加させることで豊かな生活を実現してきた。しかしながら、海洋に関する国家間の問題や汚染、資源枯渇など、海を巡った問題が21世紀初めから顕著になってきた。そのため、政府は海洋に跨る分野・問題を総合的に管理するための、「海洋基本法」を2008年に制定し、経済社会の発展及び国民生活の安定向上を図った。その後、内閣の総合海洋政策本部が中心となって海における各分野の問題や展望を纏めている。2015年に行われた第20回「海の日」特別講演では、安倍首相が「海洋開発に携わる技術者の数を2000人から2030年までに1万人程度に引き上げる」考えを示した。