酸化チタン/酸化スズニ層構造を電子輸送層とするぺロブスカイト太陽電池

摘要

Pb-Perovskiteを光吸収層に用いた有機-無機ハイブリッド太陽電池は変換効率20 %以上を 示し注目を集めている。我々は高沸点の1-シクロへキシル-2-ピロリドン(CHP)とチォセミカルバジド (TSC)を併せて用レヽることにより簡便に一段階で数|_imの大粒径•高結晶性FA0.8Cs0.2PbI3薄膜の成 膜を実現した[1]。このぺロブスカイト薄膜を酸化チタンを電子輸送層とする薄膜型太陽電池へ応用 したが、順方向時の光電変換効率PCEfsと逆方向時のPCErsカゝら算出するヒステリシスファクター (HF)=(PCErs-PCEfs)/PCErsが0.55と大きく、また酸化チタン層成膜に500℃の高温が必要である。 今回、酸化チタンナノ粒子と酸化スズナノ粒子用いてTKVSnO2 二層構造の電子輸送層を150°Cで 低温成膜し、ぺロブスカイト太陽電池を作製した。