ライダー観測誤差に対してロバストな突風応答軽減制御系の検討

摘要

JAXA(宇宙航空研究開発機構) 航空技術部門では，rn「航空科学技術の研究開発活動を通じて，安心で豊rnかな社会の実現に貢献する」という理念のもと，各rn種の研究開発事業を実施している．その一環として，rn前方の乱気流を計測するドップラーライダー技術をrnベースとした乱気流事故防止システムの技術実証1)，rnおよびライダー情報を用いた突風応答軽減制御技術rnの実現を目指した研究事業「機体動揺低減技術の研rn究開発」が進められている．突風による急激な上下rn風の変化は機体を大きく振動させ，場合によってはrnシートベルト非装着の乗員や乗客が天井や壁に打ちrn付けられ，重傷を負う事態となる．突風応答軽減制rn御技術により，乱気流によって機内の上下加速度がrn負になる(乗員乗客が浮き上がる) 事態を防ぐことrnが，本研究事業の目的である．