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【2h】

廃棄率を考慮した市場信頼性寿命データの解析法

机译:考虑处置率的市场可靠性寿命数据分析方法

摘要

自動車やその構成部品などを製造するメーカーにとって、市場における製品の寿命特性を把握することは極めて重要である。そのためには、製品の保証期間内に故障が発生した際のユーザの修理依頼によって、容易に得られる故障データを収集し、これらを解析することが有用である。また、保証期間の延長が進む中、長期間にわたる故障情報から廃棄が生じうる製品の信頼性特性値を推定しようとすると、既存の推定法では偏った推定結果となる。なぜなら、本来ならば廃棄を考慮した市場での残存台数で故障確率を求めなければならないところを、廃棄を考慮せず故障確率を求める故に、故障確率を実際より小さめに推定してしまう。本研究では、自動車のように廃棄が生じうる製品に対して、寿命分布のパラメータをより正しく推定するために、保証期間中に得たデータを活用した廃棄分布を用いたモデルを構築し、廃車を考慮した寿命分布の推定法を提案している。ここでは、2つのモデルを例にとり、検討を行っている。モデル1は、保証期間中に得られる市場信頼性データとして、故障データ並びに、追跡調査などで廃棄と打ち切り情報が得られる場合を想定する。また、モデル1は故障の寿命分布が特定できない場合を想定し、ノンパラメトリック推定方法を利用する。このモデルでは、廃車分布と着目する故障モードで故障が発生したときの故障時廃棄確率を用いたモデルを構築し、廃棄を考慮した寿命分布の推定法を提案し、その特性を評価している。モデル2では、故障データ並びに廃車情報のみが得られる場合の寿命推定を考える。このモデルでは、故障の寿命分布型並びに廃棄と打ち切り情報の分布型を既知とし、故障の寿命分布をワイブル分布と仮定する。従来研究として、Alam and Suzuki (2009) は、製品の使用分布の分布型が既知という条件の下での故障データのみを用いた寿命推定法を提案し、これによって製品の寿命特性を推定し得ることを示した。この推定法に基づき、自動車のように廃棄が生じうる製品に対しても、寿命分布のパラメータを正確に推定するために、廃車分布と故障分布を用いたモデルを構築し、従来の故障分布と使用分布に廃車分布を加えた寿命分布の推定法を提案している。本稿は5つの章により構成されており,第1章では寿命分布の推定に用いられる保証期間中のデータの特徴,および廃棄情報を考慮する必要性の説明を行った後に,本稿の目的,構成について述べている。保証期間が長く、この間に廃棄が生じうる製品に対して、第2章では故障データ並びに廃棄と打ち切りに関する情報がある場合と故障データ並びに廃棄情報のみの場合に分けて、二つの推定法を説明している。廃棄と打ち切り情報がある場合では、廃棄分布と着目した故障モードの故障時廃棄確率を用いたモデルを構築し、ノンパラメトリック推定法を提案した。故障データ並びに廃棄情報のみの場合は、故障と廃棄は独立と仮定し、パラメトリック推定を行う方法を提案している。第3章では、第2章で提案した故障データ並びに廃棄と打ち切り情報がある場合の推定法をベースに、シミュレーションを通じて推定値の性能を示した。故障時廃棄確率は、着目した故障モードで故障が発生するときに、システム全体を廃棄する確率であり、稼働経過時間によって変化しうる。この故障時廃棄確率について、データを集めることは容易とは言えない。そこで、故障時廃棄確率が既知または未知の場合に、寿命の推定量にどのような影響を与えるのかを検討している。第4章では、第2章で説明した故障データ並びに廃棄情報のみの推定法を用いて,故障分布,廃棄分布と打ち切り分布の三つの分布ともワイブル分布,廃棄分布を既知としたとき、ワイブル故障確率変数の最尤推定について検討し,シミュレーション実験を通じて推定量の性能を示した。また,従来研究 Alam and Suzuki(2009) の廃棄率を考慮しない場合との比較も行っている。最後に第5章にて本稿全体のまとめを述べている。保証期間中のデータは市場における貴重な故障データであり容易に得られる。そのデータに本研究で提案した廃車分布を加えたモデルを用いることで,廃棄が生じている製品に対する有効性のある寿命評価が可能となることを最後にまとめている。
机译:对于汽车及其零部件制造商来说,了解市场上产品的使用寿命非常重要。为此,收集在产品保修期内发生故障的用户维修请求可以轻松获得的故障数据并进行分析是很有用的。此外,当试图在延长保修期的同时长时间地从故障信息中估计可以丢弃的产品的可靠性特征值时,现有的估计方法将导致估计结果有偏差。原因在于,由于故障概率是在不考虑丢弃的情况下计算的,因此估计故障概率要小于实际值,而故障概率应从最初考虑丢弃的市场中剩余的车辆数量中计算出来。在这项研究中,我们使用废物分布构建了一个模型,该模型利用了保修期内获得的数据,以便更准确地估算可能被丢弃的产品(例如汽车)的寿命分布参数。考虑到上述因素,我们提出了一种估算寿命分布的方法。这里以两个模型为例进行研究。模型1假设在保修期内获得的市场可靠性数据包括故障数据以及通过后续调查获得的有关处置和停产的信息的情况。此外,模型1使用非参数估计方法,假设无法指定故障的寿命分布。在该模型中,我们构建了一个模型,该模型使用了有针对性的故障模式下发生报废时的报废车分布和发生故障时的报废概率,提出了一种考虑处置的寿命分布估算方法,并评估了其特性。 ..当仅获得故障数据和报废汽车信息时,模型2考虑寿命估算。在该模型中,已知故障的寿命分布类型以及丢弃和中止信息的分布类型,并且假定故障的寿命分布为威布尔分布。作为常规研究,Alam和Suzuki(2009)提出了一种寿命估计方法,该方法仅在已知产品使用分布的分布类型的情况下仅使用故障数据,并且可以通过此方法估计产品的寿命。我证明了。基于该估计方法,为了即使对于诸如汽车之类的可能丢弃的产品也准确地估计寿命分布的参数,构造了使用报废汽车分布和故障分布的模型,并且我们提出了一种通过将废车分布添加到使用分布来估算寿命分布的方法。本文共分五章,在第一章中,本文的目的是在解释保修期内估计生命周期分布的数据特征和考虑处置信息的必要性后,说明本文的目的和结构。关于。对于保修期较长且在此期间可能会被丢弃的产品,在第二章中,我们介绍了两种估算方法,分别是存在故障数据和有关处置与终止的信息的情况以及仅存在故障数据和处置信息的情况。是在做。当存在丢弃和检查信息时,我们使用丢弃分布和失败模式失败时的丢弃概率构建模型,并提出了一种非参数估计方法。当仅假设故障数据和丢弃信息时,假定故障和丢弃是独立的,并且提出了一种用于参数估计的方法。在第3章中,在有第2章中提出的故障数据以及丢弃和中止信息的情况下,通过基于估算方法的模拟来显示估算值的性能。故障丢弃概率是当在有重点的故障模式下发生故障时丢弃整个系统的概率,并且可以根据经过的操作时间而改变。收集有关故障时丢弃概率的数据并不容易。因此,我们正在研究已知或未知的故障丢弃概率如何影响估计寿命。在第4章中,当针对故障分布,丢弃分布和删失分布的三种分布已知Weibull分布和丢弃分布时,仅使用第2章中描述的故障数据和丢弃信息的估计方法即可获悉Weibull故障。我们检查了随机变量的最大似然估计,并通过模拟实验显示了估计器的性能。此外,与Alam和Suzuki(2009)进行了比较,后者未考虑处置率。最后,第5章提供了整篇文章的摘要。保修期内的数据是市场上有价值的故障数据,可以轻松获取。最后,我们总结了一个事实,即可以通过使用将本研究中建议的报废汽车分布添加到该数据的模型来有效评估已废弃产品的寿命。

著录项

  • 作者

    李 楨楨; Zhenzhen Li;

  • 作者单位
  • 年度 2016
  • 总页数
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 ja
  • 中图分类

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