イオン液体コート参照電極の作製と希薄水溶液に対する電位の安定性の検討

摘要

疎水性の常温イオン液体（RTIL）には、その構成イオンが水相に分配することにより水相との相聞電位差を支配する性質がある。 この性質を利用すればイオン液体を塩橋として応用できることが分かっている［1］。 さらにイオン液体が塩化銀飽和であれば、イオン液体をゲル化して電極に直接コートすることにより、電極と塩橋が一体となったイオン液体コート参照電極を作成することができると考えられる。