情報通信材料研究領域--次世代情報通信機器部品の基礎的課題の多くを解決

摘要

ユビキタス社会の情報通信機器には、高集積化、高速化、メモリ大容量化、低消費電力化などが求められています。その要求に対し、半導体、光、磁性の各種物質·材料を、（1）結晶構造や電子軌道に由来する物性を洞察し、（2）そのナノ構造体を独創的合成法により創製し、（3）種々の新規な観察·計測をナノレベルでおこない、そこで見出した新物性を、（4）ナノサイズで制御することにより新規な機能を発現させた材料を開発し、（5）デバイス化する研究方針を達成することが当初の目標でした。